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心を穏やかに保つコツとは?ジャッジをやめてみよう

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心を穏やかに保つコツとは?ジャッジをやめてみよう

人は、自分が見たい現実を見る

コップの水が半分入っているとき、
「もう半分しかない」と思う人と
「あと半分もある」と思う人がいます。

いつも通る道が工事中で通れないとき、
「がーん、ついてないな」と思う人と
「たまには違う道をとおって新しい店でも探してみよう」
と思う人がいます。

ドライブの途中、交差点の直前で赤信号につかまったとき
「なんだよ!前の車が遅かったせいだ」などと文句を言う人と
せっかくだから、ちょっと気を緩めて、空を見上げたり周りの景色を楽しむ人がいます。

同じタイミングで同じ出来事に遭遇したとしても、
どのようにそれを受け取るかはその人次第なのです。

 

怒りの根底にあるものとは自分自身の「ジャッジ」

あなたが周りの誰かや、起きた出来事に腹立たしさを感じるとき、
あなたの波動は下がります。
もしくは波動が下がっているからこそ、腹立たしい出来事が起きたり、
起きた出来事を腹立たしいと感じてしまうことになります。

その腹立たしさはどこからやってくるのでしょうか?

たとえば、あなたが体調を崩しているとき、仕事帰りのパートナーがあなたに
「具合大丈夫?俺の分のごはんはいらないよ。外で食べて帰るから」
と言ったとします。

それに対して、
「じゃあ私の分は?」
「あなたが外で食べたって、こどものごはんは作らないといけないじゃない」
「自分だけ食べて帰るより、家族分のお弁当でも買って帰ってくれたらいいのに!」
などと腹立たしく思うかもしれません。

あなたがとても腹立たしく感じたのは、
相手の発言に「無神経さ」や「思いやりの欠如」を感じたからではないでしょうか。

相手は、悪気なく言ったかもしれないし、意地悪く言ったかもしれない。
その真意は完全には理解できないかもしれません。
いずれにせよ、「彼はただそう思ったから言った」のであり、
「本来このようなシチュエーションの時には、
 具合の悪いパートナーにこのような声をかけるべきだ」
という期待を持ったのは自分自身であり、
それを裏切られて腹立たしいと感じたのも自分自身なのです。
相手の発言は「無神経」で「思いやりが欠如」していると、あなたが「ジャッジ」した結果、
あなたはそれに感情的な反応をしているのです。

あなたが宇宙のソースから分離した「神」であるように、
彼もまた宇宙のソースから分離した「神」です。

他者がどのように感じてどのように発言・行動するかは、その人の自由なのです。
あなたがそこに良い・悪いのジャッジ(判断)を加えることに意味はありません。
それどころか、他者のすることを自分の勝手な基準でネガティブにジャッジし続けると
腹立たしさや不愉快さが増して波動が下がっていきます。

 

人からの悪口=相手のジャッジ。いらないプレゼントは受け取らない

先ほどの例は、期待にそぐわない相手の言葉への反応についての話でしたが、
もし直接的かつあからさまに悪口を言われたらどうしたらよいでしょう。

お釈迦様について、「悪口は受け取らないと相手のもとに戻る」という有名な逸話があります。

お釈迦様が人々から信頼され尊敬される姿をねたんだ男が
お釈迦様にひどい悪口を言い続けるのですが、お釈迦様はそれに対して全く反応しません。

根負けしたその男に、お釈迦様は言いました。
「もし他人に贈り物をしようとして、その相手が受け取らなかった時、
 その贈り物は一体誰のものだろうか」
男は
「それは言うまでもなくそれを贈ろうとした者のものだ」
と答えると同時に、はっと気づきました。
お釈迦様は
「あなたが私をののしった言葉を私は受け取らなかった。
 だからそれはすべてあなたのものになるのですよ」
と男を諭しました。

悪口を言ってくる人がいたら、その根底にある相手の真意を理解し、
自分にも反省すべき点があるなら詫びたり直したりするのもよいかもしれません。
しかし、理不尽に意地悪な言葉を浴びせられたときは、それを「受け取る」必要はありません。
相手が「そのようにジャッジした」だけであり、必ずしもあなたがそのような人間であるとは限りません。
人は見たい世界は見たいように見て生きているからです。
「あなたはそう思ったんだね」「あなたはそう言いたかったんだね」
それだけなのです。

自分のジャッジ、人からのジャッジ、それは自分自身の心のフィルタであり色眼鏡です。
何かを不愉快に感じるとき、それは自分軸とズレていると捉えることが助けになるかもしれません。
心がざわめいたとき、「いまここじぶん」にフォーカスして、自分の波動を高め整えていきましょう。

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